EQとは
たとえば時代はIQからEQへ……。心の知能指数「EQ」って何?という記事がある。記事中でも述べられているが、EQとは?
心の知能指数(こころのちのうしすう、英: Emotional Intelligence Quotient、EQ)は、心の知能 (英: Emotional Intelligence、EI) を測定する指標である。心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能を指す。
Wikipediaによれば、まだ定義や測定方法は曖昧らしい。スポーツ界ではよく「メンタルが強い、弱い」といわれるが、EIは「感情」中心の考え方なのでそれとはニュアンスが異なる。とくに定義が二段構えになっており、1つは「自己や他者の感情を知覚」する知能と、もう1つは「自分の感情をコントロールする」知能である、という点がおもしろい。
フィクションでは得てして天才的な登場人物のコミュニケーション能力が低く描かれがちだが、「IQが高いがEQが低い人物」といえるのだろう。では「羊たちの沈黙」に出てくるレクター博士はIQ、EQともに秀でていたのだろうか、なんてくだらないことを考えている。
ノンフィクションつまり現実ではどうかというと、たとえばGoogleはコミュニケーション能力が低く内向的だが抜群に技術力の高い人を特別枠で雇っている、という話をどこかで読んだことがある(ソースが出てこない……)。しかしだいたいエンジニアの求人情報では、「チームで協力し合って開発するのが好きな人」みたいな文言をよく見かける。要はEQか?企業によってはEQテスト結果をESと一緒に出すところもある。
クイズを受けた自分の話
さて、自分は去年の9月ごろに大学内のワークショップに参加した際、事前にEQテストの一種を受けるように言われた。
→Emotional Intelligence Quiz | Greater Good
Facial expressions are a universal language of emotion. How well do you read other people?
EQの定義的には、上記クイズで測れるのは「自己や他者の感情を知覚」する知能のみであり、あくまで簡易テスト的な位置づけだと解釈される。9月当時、成績は「11/20」だった。他の参加者は記録した限りで「13、9、13、18、11、12」。これだけだと平均以下という結果(笑)、いや笑い事ではないが。ちなみに18点はラオス出身の人で、なんというか日本の心理・道徳的教育内容に一抹の不安を覚える。
そして今回、唐突に思い出したので、もう一度クイズを受けてみた。
なんと16/20点!!……なんで?
とくに訓練を受けたつもりはない。むしろここ数ヶ月は家族以外で顔を合わせて会話することなど週に1回あるかないかくらいで、対人スキルは下がっているかもしれないのに。もしかして、アニメとか小説等のフィクションで鍛えられたのか?たしかに人の表情や感情が現実よりよっぽど記号的となるので、大人時分でも学習にはもってこいなのかもしれない。ちなみに、こうして日記みたいにブログを更新していることもEQを高めるのに効果的だとか(時代はIQからEQへ……。心の知能指数「EQ」って何?)。
ただ、連続して受けてもあまり意味がないと思っているので受け直しはしない。顔写真を見て当てはまる感情を選択するが、資料は数が限られているので、連続して受けるとなんとなく答えを覚えている危険がある。
まとめ
今回、EQの定義を調べたところ受けたクイズは一側面しか測定できないものだったので、改めてEQ”テスト”を受けてみたい。