クリエイターの作業をライブする配信サービス『00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)』を正式リリース|アル株式会社のプレスリリース

00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)とは、「クリエイターが、作業中を淡々とライブ配信するサービス」です。 クリエイターの課題として「作業中に孤独で辛い」「自分で作業をすすめなくてはならず、自分を強く律さないといけなくて大変」「作品が売れるかわからないという不安がある」というものが今まではありました。00:00 Studioを使って作業中を配信することで、ファンとつながり、軽いチャットを楽しめたり、見られているということで集中力がアップしたり、ファンの方から差し入れ(投げ銭のようなもの)をもらったりすることができます。

石巻ホームページでお話ししたシカ猟師だるさんのフォーゼロページ

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写真左の帽子かぶっているおっちゃんがだるさん。ここはIshinomaki Home Base。

こういうのは確かにおもしろくて、というのもYouTubeは確かに手慣れた人が成功するか、もしくは何らかの形で積極的に集客しないと利益が見込めないし登録者数も増えない。

一方でこういうサービスだとクリエイターはクリエーションを続けているだけでよい。ただその要素を配信するだけならまぁYouTubeでもできなくはないが、おそらく積極的に集客してくる人たちのコンテンツに埋もれてやる気のない(笑)ライブ配信コンテンツはほとんど埋もれてしまう可能性が高い。

例外というか、少ない成功例としてはひろしのソロキャンプがあるか。あれが一般解にはおそらくならない。というか本質的にはクリエイティビティに正解なんてないのでソロキャンプのコンテンツが成功しているからといって他の人が成功する保証は一切ない。

1つおもしろいのは、Mr.シカ猟師が配信していたところにお邪魔したのだが、彼の作業場所はワーケーションもできるようなカフェスペースの隣にあるので、衆人監視の下で行われていたこと。孤独の作業という感じが全体の雰囲気的にはまったく感じられなかったので、フォーゼロのコンセプトとはちょっとイメージが違う。

フォーゼロで1番気に入っているのはクリエイター側つまり発信者側が何もしないことを前提としているところであり機能も多分そんなに余計なものが何もない(まだ幼いサービスだからというのもあるが)。だからクリエーターは映像をただ撮って発信するだけでいいので、YouTubeほど頑張る必要がないというか肩肘はらずにできると言う意味ではすごく配信の入門として、配信を活動のメインとしない人にとってとっつきやすい。

まだ始まったばかりのサービスなので何とも言えないが、今後集客をどのようにしていくか、どのようにSNS等で発信していくかとか、集客方法が難しい。小さいコミュニティーというか小さい発信ツールとして終わらせるならばそれはそれでアリだけど金は回りきらないだろうな。でも小さいと視聴者とのやり取りがしやすいし、Showroomみたいに優先度みたいなのをつけるか?

そういえば研究室でYouTubeやろうぜという話になった時、研究室に監視カメラ的にスマホを常時設置して動画を流し続けたらそれはそれでおもしろいんじゃないかという案を出していたが(全力で反対されたw)、もしかしたらその考え方の根本にはこういうサービスと共通するものがあったのかもしれない。