Google日本語入力の辞書をWindowsとMacで共有クラウド管理 - Qiitaの裏話。
辞書をクラウド管理する際の基本は記事を参照してもらえば良い。ここではくだらない記事には書くまでもない裏話について備忘録的に載せておく。
何が一番しんどかったかって、フォルダーのシンボリックリンクがどういったものか理解していなかったので、Google日本語入力の辞書ツールを複数台のPCで同期(共有)する方法 | 岡山倉敷の株式会社ニューステラの冒頭に書かれたコマンドをとりあえず実行してみただけでは、まったく設定できなかった(当然)。
ln -s /Users/{自分のユーザー名}/Dropbox/Sync/Google\ Japanese\ Input /Users/{自分のユーザー名}/Library/Application Support/Google/JapaneseInput
コマンドのDropbox部分をGoogleドライブに対応させて、それ以外はそのままにとりあえず実行したら、.../JapaneseInput
フォルダーの中にGoogleドライブ上のフォルダーがシンボリックリンク状態で表示された。
どうなるかというと、/Users/{自分のユーザー名}/Library/Application Support/Google/JapaneseInput/Googleドライブ上のフォルダー名/user_dictionary.db
が辞書ファイルのパスとなって、当たり前だがGoogle日本語入力はこれを読み込めない。
結局、以下のサイトを読んで、うんうんと考えた結果、何とか理解できた。
- 既存のディレクトリに
ln -s
でシンボリックリンクを付与する - Qiita - 【 ln 】コマンド――ファイルのハードリンクとシンボリックリンクを作る:Linux基本コマンドTips(16) - @IT
- シンボリックリンクの貼り方 - Qiita
- ディレクトリのシンボリックリンクでハマったこと | OpenGroove
- Linux|シンボリックリンクの作成, 確認, 削除 - わくわくBank
- Macでシンボリックリンクを作る - Qiita
- シンボリックリンク・ハードリンク - Qiita
ファイルのリンクはイメージしやすい(端的に言えば、ショートカットがシンボリックリンクで、ファイルに別名を与えているのがハードリンク)のだが、フォルダーではなかなかイメージできなかった。原因は、「JapaneseInputフォルダーがすでに存在するのに、それに対してリンクを貼ったらクラウド上のフォルダーにジャンプするとはどういうこと?元々あるJapaneseInputフォルダーの中身はいずこへ?」と考えてしまったため。スタート地点の考え方がバグっていた。
今ならわかる。つまり、元々あるJapaneseInputフォルダーは別名(JapaneseInput_original、念の為のバックアップとして残すため)にして、クラウド上のフォルダーの中身は元々あるJapaneseInputフォルダーそっくりにする。クラウド上のフォルダーまでのショートカット(つまりシンボリックリンク)の名前をJapaneseInputにして、それをJapaneseInputフォルダーがあったところに保存する。(ん?結局わかりにくいような…)
おわりに
ここまで勉強したので、次にシンボリックリンクを使うときはスムーズに使えると信じている。