昨年度にWSL2がインストール可能になっていたのは知っていたが、Insider Previewで試せた初期の頃は、当然だが色々と不具合とか不都合とかがありそうだったので、しばらーく導入を見送っていた。
年末に、そういえばWSL2はどうなった?と思って適当に調べてみたら、十分使用に耐えられる状態になっていると思われたので、この度WSL1からアップデートすることにした…のだが、結局2,3時間かかったので大雑把に概要をあげる。
概要
大雑把な状態としては、
- Win+R→winver、でWindowsのバージョン情報を確認した所、バージョン1909 (OSビルド 18363.1256)
- Windows 10 Home
- WSLとしてはUbuntu(バージョンを確認しておくの忘れた、昨年12月に
sudo apt update && sudo apt upgrade
で更新はした)
作業としては、
- 公式ドキュメントの手動インストール手順に沿って進める
- 「手順 3: 仮想マシンの機能を有効にする」で指定されたコマンドを、管理者権限上のPowerShellで実行したのに加えて、BIOS(もしくはUEFI)内部で仮想化を有効にする必要があった(BIOS (UEFI) に入ってIntel Visualization Technology(VTと略されていることも)を探してEnabledにすればよい)
- 方方で指摘されているように(例えばWSL2 にしたいのにエラーが出る問題)、私の場合は「0xC03A001A」エラーが出たので
%localappdata%\Packages\CanonicalGroupLimited.Ubuntuなんちゃら
のフォルダ圧縮設定を解除 - 上記フォルダだけではエラーが解消されず、
%localappdata%\Packages\
上でエクスプローラーを使って、”Ubuntu”で検索したら出てきたCanonicalGroupLimited_Ubuntuなんちゃら
というファイルも同様に圧縮設定を解除
実際は、Ruby環境を作ろうとしたときにインストールしたgem関連のハードリンクが残っていたとかで一度バージョンアップに失敗して、面倒なのでUbuntuをアンインストールして新しくインストールし直したのだが蛇足なので省略。たぶんWSL1のUbuntuをWSL2に変換しようとしてハマったときのメモと似た状態になっていた。
注意点
- 色々とWSL2にするための記事が作成されているが、まずは公式ドキュメントの手動インストール手順に沿って進めることをおすすめする。最新情報が書かれている可能性が一番高いので
- 調べた限りではみんなフォルダのみ指摘していたが、もし上記のような圧縮設定エラーが出た場合はフォルダだけでなくファイルも設定し直してみたほうが良い
最後に
無駄に疲れた。新年早々、スマートにいかなくて草。