まずAAASとは。

アメリカ科学振興協会(アメリカかがくしんこうきょうかい、American Association for the Advancement of Science; AAAS)は、科学者間の協力を促進し、科学的自由を守り、科学界からの情報発信を奨励し、全人類の幸福のために科学教育をサポートする組織である。世界的にも最大級の学術団体で、有名な科学雑誌『サイエンス』の出版元としても知られている。

アメリカ科学振興協会 - Wikipedia

で、平たく言えば、それの日本版組織がないから作ろうぜ。

日本版AAAS設立準備委員会

第1回説明会が今日の午後にあったので、どうやってこの組織を知ったか忘れたが興味本位で参加してみた。内容はだいたいトップページの「提案資料を見る」というリンクで表示されるPDF資料内容通り(一応現時点のリンクをあげるが、ファイル名的に新しいバージョンになったらリンクが死ぬ)。

日本版AAAS設立提案_公開版Ver1_1_20201113.pdf

あとは上記資料に付随して、各ワーキンググループの紹介が行われた。ワーキンググループ(wg)紹介 | 日本版AAAS設立準備委員会

で、こういう組織がないなら、目的意識がしっかりした上で(AAASのマネものではなく)設立・運営されるのには賛成である。

説明時点で、賛同者500名以上、5割が非研究者。また、委員46名、4割は非研究者の構成となっている。

説明を聞いているといくつか疑問点が出た。

  • インフルエンサーの利用は?
  • 万博との絡みは?
  • 現在、また将来的な組織の男女比は?あと、博士の男女比について改善に取り組む予定はあるか?
  • 科学の振興を目指す日本組織がこれまで作られなかった社会的背景は?
  • ボランティア?→らしい

万博とコラボしたらインパクトもあるのでそこのところ何か考えていないか気になったが、それよりも嫌な言い方をすれば今更日本版AAASが作られようとしている訳を知りたかったので、「科学の振興を目指す日本組織がこれまで作られなかった社会的背景は?」とZoom webinarのチャットで質問をあげた(音声は周りの雑音が大きすぎて無理だったので)。

無視されて終わった。くさ。

多少質問タイムが前倒しになったとはいえ、当初の予定は4時半までだったのでまーだかなーと思っていたら4時過ぎに終わった。質疑応答最長1時間てメールに書いていたけど、それすら……、あれ?最初の紹介って数分しかなかったっけ?

まあいいや、どっちかといえば大きな枠組みとしての科学の発展や技術力の振興よりも、研究室単位の学生意欲の改善とか研究するためのシステム構築(研究するにあたっての前提環境とかのイメージ。この研究をするのに必要なPCスペックとかから始まって、利用したほうがよいソフト、研究課題のマネジメント論といった感じの、とくに若い研究室だと体系化できていないところへのアプローチ)に興味があるので参加はしない。

気が向いたら自分なりに自分の質問を考えようかな。あ、これは考えないやつ。関西的には「行けたら行く」やつ。