単なる感想。

実家では朝日新聞を取り続けている。たまたま今日の朝刊で気になる記事があったので紹介と感想を書き連ねる。ちなみにネットでも閲覧できるが有料記事である(職場で入れたて ネスレ日本前社長のイノベーション:朝日新聞デジタル)。

ネスレ日本前社長 高岡浩三(たかおかこうぞう)さんに関するインタビュー記事である。以下、記事の抜粋は引用表記、内容を自分なりに解釈してようやくした内容はかぎかっこ「」で表記する。

1960年、堺市生まれ。神戸大経営学部卒。83年にネスレ日本に入社。2010年から社長を務め、昨年3月末に退任した。現在、自ら立ち上げたコンサルティング会社「ケイアンドカンパニー」社長。(記事より)

ついこの前、アントレプレナーシップについての演習講義で、CWJ Passionate Craftsmanship – Commonwealth Joe Coffee Roastersがどのようにして起業されたか、どう事業を広げていったのか、等を学んだので、なんとなくネスカフェの話で親しみをもったのが当ブログにあげたきっかけである。

おもしろいと思ったのは、「イノベーションは顧客が問題だと認識していないことやできないと諦めていることに気付き、解決すること。改良のようなものはリノベーション」。区別して考えないと、自分が取り組んでいる問題を自分なりに解決する方法が浮かんだとして、それが社会に与えるインパクトがぜんぜん違うものになりかねない。また、ちまちまとリノベーションするのではなく、問題の本質を理解すれば一気にイノベーションまでパワーアップできるかもしれない。そういうことに気付けるかどうかは確かに大切だと思う。

あとはイノベーションを起こす方法として、よく聞くが「常に新しい現実を見ること、そして常に問題意識を持ち考えること。この意味で、日本の義務教育は暗記中心、正解ありきでだめだよね」という感じ。まあそれはそう。頭のいいバカが量産される。でも割と自分も大学生前半まではそんな感じだったように思うのは、今はそうじゃないと信じたいからか?笑

ただ、日本はやはりゼロから始めるのは苦手で、外から持ち込まれたものを元手にあれこれ考えて超ふくらませる方が得意、だと安宅さんのシン・ニホンで述べられていた。それには確かに賛成なので、これから日本が成長していくスタイルのひとつは”イノベーションとは何かを知り、外から得られたものを学び、それらを元手にぶっとんだリノベーションをしていく”というのもありなんじゃなかろうか。

今春に神戸市が開設する産官学の連携拠点『アンカー神戸』には私も関わるので、そこが西日本のイノベーションのハブになれば

とのことである。ANCHOR KOBE アンカー神戸