ブクログの登録が2020年5月5日。それから7か月を経て、ようやく全話を視聴した。
コロナの影響で、NHKがデジタルリマスター版を再放送していたが、それより少し前からAmazon Primeで視聴できるようになっており、ちょこちょこ視聴を進めていた。
アニメーション関連番組もアンコール放送! アニメ「未来少年コナン デジタルリマスター版」 |NHK_PR|NHKオンライン
途中休憩(笑)を挟んで、3日位前に20話から再開した。
長期間かけていたことから察せられるが、あまりまじめに視聴していない。ここでいうまじめとは、とくに最近はそうなのだが、視聴中に気に入った場面やセリフ、そのときふと思ったことをスマホでメモするようなスタイルのことである。
つまり全体の雰囲気やストーリーは覚えているが、言われたり場面を観たりするまでは細かいところまで印象を残せていない。まあこの作品はがんばってレビューせず、のほほんと楽しんだことをのほほんとこのブログでまとめておけばいいかな。
全体の印象は、演出がとても宮崎監督らしかった。腕を振って走っているシーンを観ると、ナウシカが走って城に戻るシーンを思い出す。ほかにも遠近法を多用して画面の奥行きや立体感を強めたり、大げさな慣性力でなんだか納得させてきたり、原点と言われるのも納得できる。というかはじめて演出を手掛けたのならそりゃ原点だろ。
今みたいにキャラをなめらか、自由気ままに動かすことがコスト的に不可能だったのだろう。いかに演出でそこをカバーし、キャラを生き生きと、できるだけ自然に動かそうとしていたかが感じられる。アニメーション学校の教材に使われていないのだろうか。制約があるからイノベーション、リノベーションが起きるというが、これもまたそうだといえそう。
とくに最後5話、インダストリアにもどって最後の決着を付けにいくあたりからの記憶が鮮明なので、モンスリーの株が高い。クシャナか?映画では悪いまま終わっていたが。思わずうろたえてしま「うろたえるな!」
ハッピーエンドになると分かっている感が強かったのは、全体の雰囲気が児童向けだということもあるのか。個人的には本当に幸せになれるのかハラハラしてしまう展開や、そもそもハッピーエンドが保証されていない雰囲気のほうが好みである。その意味ではナウシカが最強。